画像サイズの変更に注意
画像サイズの変更に注意・・・縮小した画像は元の大きさに戻らない
画像サイズを小さくすれば、おのずと画素数(ピクセル総数)も減ります。
一旦サイズを縮小した画像は、サイズは元へは戻りません。
画面(キャンバス)自体が大きくなるだけで、そのぶん目が粗くなります。
つまり、あとからピクセル数を増やすことはできません。
実際の画像で確認してみます。
上の画像はかなり鮮明な画像です。
上の画像を保管してあるフォルダを開き、画像の大きさとサイズを確認します。
下図のとおり、
大きさは横幅448ピクセル×高さ336ピクセル、画像サイズは88.9KBです。
この画像を50%に縮小すると、下図のようになります。
画像の大きさ、サイズは下図のとおり、
横幅224ピクセル×高さ168ピクセル、サイズは47.4KBです。
もとのサイズの画像と、サイズを半分に縮小した画像では
画像そのものは横幅と高さが半分になりましたが、画像の精密さは変わりません。
ここで、この縮小した画像を元の大きさに戻してみたいと思います。
ペイントの「変形」の「キャンバスの色とサイズ」を使います。
下図のとおり、縮小したサイズ
「幅:224(ピクセル)、高さ:168(ピクセル)」が表示されています。
下図のとおり、「幅」と「高さ」の数値を
元のサイズ「幅:448(ピクセル)、高さ:336(ピクセル)」に戻します。
すると、下図の画像になりました。
画像がひどく不鮮明です。目が粗くなっています。
保管先のフォルダを開き、画像の大きさ、サイズを確認します。
画像の大きさ自体は、448×336(ピクセル)と、元に戻っていますが
サイズは 72.5KBとなり、元画像の88.9KBよりだいぶ小さくなっています。
これは、ピクセル数を手作業で元の数値に戻しても、
キャンバス自体が大きくなったということで、
実際のサイズは元には戻っていない、ということです。
つまり、手作業で元に戻した数値は「見せかけ」の数値です。
このことをしっかり理解していないと、うっかり縮小して失敗することがあります。